日本初:大腸がん・胃がん経験者向け「早期加入可能ながん保険」が登場
2024年10月2日、MICIN少額短期保険株式会社が、大腸がんと胃がんを経験した方を対象とした革新的な保険商品を発表しました。この保険は、がん手術後わずか6ヶ月で加入できる日本初の商品で、がん経験者の不安に寄り添う新たな選択肢として注目を集めています。
新保険商品の概要
商品名
- 「大腸がんを経験した人を支えるがん保険」(正式名称:「大腸がん経験者専用がん保険」)
- 「胃がんを経験した人を支えるがん保険」(正式名称:「胃がん経験者専用がん保険」)
主な特徴
- がん手術から6ヶ月経過後に申込可能
- 再発や新たながん診断時に80万円の給付金
- 死亡・高度障害保障の有無を選択可能
- 年齢、がんの種類、ステージ、保障内容に応じた細分化された保険料設定
背景:がん罹患の現状
- 大腸がん:年間約15.5万人が診断(がん罹患者数1位)
- 胃がん:年間約12.4万人が診断(がん罹患者数3位)
- 日本の胃がん罹患率は欧米の約5倍
なぜこの保険が必要か
- 医学の進歩: がん患者の生存率が上昇
- 従来の保険の限界: がん罹患後の新規加入が困難
- 患者の声: 再発不安が強い時期こそ保険が必要
保険の詳細
保障内容
- がん診断給付金:80万円(一括給付)
- 死亡・高度障害保険金:0円/100万円/200万円/300万円から選択
申込条件
- 年齢:20歳〜69歳
- 対象:初発の大腸がん(結腸がん・直腸がん)または胃がん(ステージ0〜Ⅱ)
- 条件:再発・転移なし、他のがん罹患歴なし
- タイミング:がん手術(内視鏡治療含む)から6ヶ月経過
- 現状:現在がん治療目的の入院なし、今後の入院予定なし
保険料例(55〜59歳の場合)
- 大腸がん(ステージ0)
- 男性:月額2,680円〜(1日あたり89円)
- 女性:月額2,110円〜(1日あたり70円)
- 胃がん(ステージⅠ)
- 男性:月額3,070円〜(1日あたり102円)
- 女性:月額2,630円〜(1日あたり88円)
MICIN少額短期保険の取り組み
MICIN少額短期保険は、2021年の創業以来、以下のような革新的な保険商品を提供してきました:
- 「がんを経験した女性を支えるがん保険」(2021年8月)
- 「新緩和型保険 がんと向き合うための入院保障」(2022年7月)
今回の大腸がん・胃がん経験者向け保険は、これらの経験を活かして開発されました。
患者支援の取り組み
MICIN少額短期保険は、保険提供だけでなく、以下のような患者支援活動も行っています:
- 情報サイト「With Mi」の運営
- がん患者との対話を通じたニーズ把握
- 専門家監修による情報提供
今後の展望
MICIN少額短期保険は、今後もがん経験者の声に耳を傾け、新たな保険商品の開発・提供を続ける方針です。がん治療の進歩に合わせた、より柔軟で包括的な保障の実現が期待されます。
まとめ
大腸がん・胃がん経験者向けの新保険は、がん治療後の生活に新たな安心をもたらす可能性があります。がん経験者とその家族にとって、この保険が生活の質向上と将来への希望につながることが期待されます。
詳細情報や申し込みについては、MICIN少額短期保険の公式ウェブサイトをご確認ください。
専門用語解説
- 少額短期保険:小規模で特定の保険商品を提供する保険会社が行う保険業
- ステージ:がんの進行度を示す指標。0が最も早期で、数字が大きくなるほど進行している
- 緩和型保険:特定の病気や状態の人向けに設計された、加入条件を緩和した保険