元Jリーガー内薗大貴さん、大腸がんを乗り越え故郷で農業を営む

サッカー選手から農家へ、新たな挑戦

鹿児島ユナイテッドFCなどで活躍した元Jリーガーの内薗大貴さんが、大腸がんを乗り越え、故郷の鹿児島県指宿市農家として「第二の人生」を歩んでいることがわかりました。

サッカー選手としてのキャリア

内薗さんは、幼い頃からサッカーを始め、鹿児島ユナイテッドFCの前身であるFC鹿児島時代からチームに所属。マルチプレーヤーとして活躍し、J3初参入に貢献しました。
その後、テゲバジャーロ宮崎に移籍し、JFLからの昇格も経験。しかし、大腸がんという病気に見舞われながらも、手術やリハビリを乗り越え、現役復帰を果たしました。

引退を決意し、故郷へ

昨春、兄が膵臓がんと診断されたことをきっかけに、家族との時間を大切にするため、サッカー選手としての現役を引退することを決意。
故郷の指宿市に戻り、祖父の代から続く畑を引き継ぎ、農業を始めることを決意しました。

農業との出会い

内薗さんにとって、畑は幼い頃から馴染みの場所でした。兄と一緒に遊び、自然の中で育った思い出がたくさん詰まっています。サッカーで培った体力と精神力を活かし、農業にも熱意を持って取り組んでいます。

新たな挑戦と地域貢献

農業を通じて、内薗さんは新たな挑戦をしています。

  • 地元の特産品作り: 指宿市の特産品であるオクラを中心に、スナップエンドウやグリーンピースなど、季節の野菜を栽培しています。
  • 人脈を活かした販路開拓: 元Jリーガーの人脈を活かし、プロ時代の知人やサポーターに収穫した野菜を販売しています。
  • SNSでの発信: 自分の活動や農業の魅力をSNSで発信し、地元のPRに貢献しています。

がんとの闘いから得たもの

大腸がんという大きな病気を乗り越えた経験は、内薗さんの人生観を大きく変えました。家族の大切さ、健康のありがたさ、そして人とのつながりの大切さを改めて実感し、故郷で農業を始めるという決意を固めました。

今後の展望

内薗さんは、農業を通じて地域に貢献したいと考えています。規格外の野菜の販路拡大や、地元の観光客へのPRなど、様々な活動に取り組む予定です。また、自身の経験を活かして、がん患者やその家族を支援する活動にも積極的に参加したいと考えています。

まとめ

サッカー選手から農家へと転身した内薗大貴さんの姿は、多くの人々に勇気を与えています。がんという病気に打ち勝ち、新たな道を切り開いた内薗さんの今後の活躍をみんなで応援しましょう。

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