【がんと共存する】俳優・秋野暢子さん講演会「人生100年!がんとの向き合い方」

~がん治療を乗り越え、自分らしく生きるためのヒント~

7月20日、福井県福井市のアオッサ県民ホールにて、福井県済生会病院集学的がん診療センターと福井新聞社共催による市民公開講座「人生100年!がんとの向き合い方」が開催されました。
およそ3時間の公開市民講座でした。

がん治療を乗り越え、活動を続ける俳優・秋野暢子さんを講師に迎え、約450人の市民が講演に耳を傾けました。

「食事も運動も睡眠も気を付けて生きてきた。まさか、とびっくりした」

2022年6月に頸部(けいぶ)食道がんと診断された秋野さんは、がん治療を乗り越え、現在も女優として活躍を続けています。

講演では、がんと診断されたときの心境を振り返り、「食事も運動も睡眠も気を付けて生きてきた。まさか、とびっくりした」と語りました。

しかし、すぐに気持ちを切り替え、医療スタッフとのコミュニケーションを大切にしながら治療を進めてきたという。

「治療は大切。でも治療や病気のことだけを考える人生はつまらない」

秋野さんは、治療だけでなく、自身の生き方についても積極的に考え、行動してきたことを強調しました。

「治療は大切。でも治療や病気のことだけを考える人生はつまらない」と話し、「自分がどう生きていきたいか、自分が主治医となって考えて」と訴えました。

↑この言葉に考えさせられるものはあります。正直、病気になると病気のことばかり考えてしまい、人生を楽しむことができないと思ってしまいます。

「鬼」に見立てて闘病生活をつづったブログが話題に

秋野さんは、がん治療を「鬼」との闘いに例え、自身の闘病生活をブログで綴っています。

ユーモアを交えながら綴られたブログは、多くの患者から共感と励ましを得ています。

「がんは人生の一部。前向きに捉えて、自分らしく生きよう」

講演の最後には、秋野さんはこう締めくくりました。

「がんは人生の一部。前向きに捉えて、自分らしく生きよう」

参加者からは、「秋野さんの話を聞いて、自分も前向きにがんと向き合っていこうと思った」「がんは怖い病気だけど、決して諦めてはいけないという勇気を貰った」などの声が聞かれました。

がんは決して克服すべき敵ではありません。

がんと共存しながら、自分らしく生きるためのヒントを、秋野さんの講演から学ぶことができました。

がんと闘っている方、がんについて理解を深めたい方、ぜひこの講演会の内容を参考にしてみてください。

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