近畿大学【子宮頸がん予防啓発セミナーを開催】大学生向けにHPVワクチン接種について情報提供
近畿大学は、厚生労働省の協力を得て、2024年7月23日(火)に奈良キャンパスにて、子宮頸がん予防啓発セミナーを開催します。このセミナーは、近畿大学生と教職員を対象とし、子宮頸がんやHPVウイルス、キャッチアップワクチン接種について理解を深めることを目的としています。
背景
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんの原因となるウイルスです。厚生労働省は、平成9年度(1997年度)から平成19年度(2007年度)生まれでまだワクチンを受けていない方を対象に、令和7年(2025年)3月末まで「キャッチアップ接種」として、公費でのワクチン接種機会を提供しています。
しかし、厚生労働省の調査によると、令和5年度(2023年度)時点の接種対象者のうち48.5%が、HPVワクチンのキャッチアップ接種について「知らない」と回答しています。このことから、対象者への更なる周知が急務となっています。
本セミナーの内容
本セミナーでは、以下の内容について講演が行われます。
- 子宮頸がんとは
- HPVウイルスとは
- HPVワクチン接種について
- キャッチアップ接種について
講師は、厚生労働省 健康・生活衛生局 参与の溝田友里氏(静岡社会健康医学大学院大学 准教授)が務めます。
開催概要
- 日時:2024年7月23日(火)10:40~12:10
- 場所:近畿大学奈良キャンパス つながる館 グループスタディセル「いおり2」 (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
- 対象:近畿大学生、大学院生、教職員
その他
本セミナー以外にも、近畿大学では、東大阪・奈良・大阪狭山・和歌山・広島・福岡の全6キャンパスにおいて、ポスター掲示やチラシ配布を実施し、HPVワクチンのキャッチアップ接種について周知しています。
学生の皆様へ
子宮頸がんは、若い女性でも発症する可能性のある病気です。HPVワクチン接種は、子宮頸がんを予防する有効な手段の一つです。
今回のセミナーを機会に、子宮頸がんやHPVワクチンについて正しく理解し、ご自身の健康を守るために、積極的な情報収集とワクチン接種を検討することをお勧めします。
【関連・参考元リンク】
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/