乳がん闘病の末、53歳で死去シャナン・ドハーティさん

1990年代を代表する人気ドラマ「ビバリーヒルズ高校・青春白書」でブレンダ・Walsh役を演じ、多くのファンを魅了した女優、シャナン・ドハーティさんが、7月13日(現地時間)、乳がんとの闘病の末53歳で永眠しました。
ご冥福をお祈りします。

華麗なキャリアと突然襲った病魔

ドハーティさんは、1971年4月12日、アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキに生まれました。1980年代後半からテレビドラマに出演し始め、「ビバリーヒルズ高校・青春白書」でのブレンダ役で大ブレイク。その後も、「チャームド〜魔女3姉妹〜」の長女プルーデンス(プルー)・ハリウェル役など、数々のドラマで活躍しました。

しかし、2015年、44歳の時に乳がんと診断されます。化学療法と乳房切除術を受け、2017年には寛解を宣言しましたが、2019年には再び乳がんが再発ステージ4の転移性乳がんであることを公表し、闘病生活を続けていました。

困難に立ち向かう強さと、周りの支え

闘病中も、ドハーティさんは自身の経験を積極的に発信し、がんの現状や検診の重要性を訴え続けました。
また、女優業も諦めず、2019年には脳卒中で亡くなったルーク・ペリーさんに敬意を表し、「リバーデイル」にゲスト出演。
さらに、2022年には「ビバリーヒルズ高校・青春白書」のオリジナルキャストが再集結した「ビバリーヒルズ再会白書」にも出演し、変わらぬ美貌と演技力でファンを魅了しました。

ドハーティさんの訃報を受け、共演者や友人からは多くの追悼の言葉が寄せられています。
「ビバリーヒルズ高校・青春白書」で共演したジェニー・ガースさんは、「シャナンは私にとって家族のような存在でした。彼女の強さ、ユーモア、そして優しさは、永遠に忘れられません」とコメントしています。


悲しい別れと共に、受け継がれる彼女の意志

ドハーティさんは、53歳という若さでこの世を去りましたが、その生涯は多くの人々に勇気を与えました。
彼女の強い意志と、がんと闘い続けた姿は、私たちに大切なメッセージを残してくれたことでしょう。

彼女の突然の死は、計り知れない悲しみですが、彼女の意志はこれからも多くの人々に受け継がれ、がんとの闘いにおける希望の光となり続けることでしょう。